CELLER VINYES DELS ASPRES
ヴィニェス・デル・アスプレスはスペインの地中海地方、カタルーニャ州の中では最も北に位置するD.O.エンポルダの小さなワイナリーです。 デービット・モラスと彼の叔父のハビエル・アルベルティの二人のチームで経営されており、この二人に加えて元カタルーニャ州ワイン醸造協会の会長であるカールス・プラヤがワイン造りのアドバイスを行っています。 ブドウ畑はピレネー山脈の麓から地中海沿岸にかけて広がっており、標高は150m~200m、土壌はスレートと花崗岩が中心です。所有しているブドウ畑の面積は合計30haほどで、この所有畑から収穫されたブドウのみを使ってワインを醸造しています。年間のワイン生産量は80,000㍑です。 この地方独特の地中海の北側から吹き付けるトラモンタナという風が、夏の熱波を和らげ、かつカビによる被害を最小限に抑えてくれます。 栽培されている主なブドウ品種は、ガルナッチャ・ブランカ、ガルナッチャ・ロハ、ガルナッチャ・ネグレ、カリニャン、ピカプール、テンプラニーリョ、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シラーです。ブドウ栽培は全て有機農法によって行われ、収穫は全て手摘みで、ワイン醸造の過程でも化学的に作られた成分は一切使用されていません。 このワイナリーを特徴づけるワインの一つが、甘口のワインです。収穫されたブドウを屋根の下で50日間乾燥させ、水分を約50%蒸発させることにより、糖分が凝縮したブドウを使ってワインを醸造することにより、非常にエレガントな飲み口の甘口のワインが造られます。